使用楽器~現代の楽器

およそ戦後からこちらの楽器、およびそのスタイルのものをカテゴライズしてみました。



ギター(クラシックギター)

ナイロン弦を張って指で弾くクラシックギター。古楽器ギターに対してモダンギターと呼んだりもしています。現代のクラシックギターのスタイルの多くは名工トーレスを代表とする19世紀後半のスペインギターを踏襲したものといわれています。つまりスペイン以外で作られていてもクラシックギターはスペインギターの末裔と言えます。

 

(わたしは現在使用していませんが)

20世紀後半からトーレス型やその発展型から離れた新しいアイデアによって作られた、いわば21世紀型ともいえるクラシックギターも作られています。それらはオーストラリアやアメリカなどから発信されるものが多いようですが、伝統にあまり縛られず、自由な発想で取り組みやすいお国柄があるのかもしれません。概ね楽器の外観は伝統的なギターに似ていますが、内部構造や使用材などが異なっています。

 

フラメンコギターはクラシックギターとよく似ていて、同じ製作家が作ったりしていますが使用材や調整がクラシックギターとは少し異なります。

アメリカンナイロンギター(マーチン)

ドレッドノート型などフォークギターで最も有名なメーカー=マーチンは初代が19世紀前半にアメリカに渡りギター製作を始めました。初めは出身地ドイツのスタイルの(クラシック)ギターを作っていましたが、後に鉄弦仕様の今で言うフォークギターを作るようになりました。

わたしのギターは1969年に作られたナイロン弦用のギターですが、上記で紹介したスパニッシュタイプのクラシックギターの仲間に入れるには音も仕様もかなり異なるので「アメリカン・ナイロンギター」として分けてみました。ジャーマン19世紀ギターの進化型と言えるかもしれません。

クラシックギター(スパニッシュ型)に比べると音が粘らないのでスペインものなどには少々物足りませんが、かき鳴らしではクラシックギターより爽やかな感じがありますし独特な木の温もりもあり、これはこれで良いものです。ウクレレと一緒に弾く時にはこれをよく使います。

ウクレレ

ハワイの民族楽器として良く知られている、かわいらしい小さなボディを持った4弦のギタータイプの楽器。クラシックギターの第5フレットを押さえた1弦~4弦までの音程を持っています(第4弦は1オクターブ上げたりもします)。

わたしのウクレレは古い日本のメーカーのもので、1度だけ(1曲だけ)ライブで披露したことがあります。